【外岩初心者向け】外岩リードクライミングに必要な装備まとめ

クライミング・登山

どうも、ヨシタツです。

ジムでクライミングを始めてから、そろそろ自然の岩場にも出かけてみたいなぁ、なんて考えている人もいるのではないでしょうか?

インドアでリードクライミングはできるようになってきたけど、外岩でクライミングするには、何を揃えたら良いのかな?

外岩クライミング歴8年の僕が、最初に揃えるべき装備についてお教えいたします。

なお、外岩といってもボルダリングではなくリードクライミングに必要な装備について書いてますのでご注意を。

クライミングシューズ

まず第一に、シューズが無いと登れませんよね。

既にインドアジムでクライミングをやっている人は持っているかと思いますので、

最初のうちはインドアで履いてるシューズで問題ありません。

ただ、自然の岩場は凹凸がありソールが傷みやすいので、いずれ外岩用シューズを買い足して、使い分ることをオススメします。

ハーネス

ロープと自分を繋げる大事な装備です。

これもインドアで既に持ってる人が多いと思いますが、同じもので全然問題ありません。

フリークライミング用の軽量化されたモデルなんかも出ていますので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

ロープ(50m以上)

クライミング用のロープです。

インドアでは30mとか短めのロープを使っている人もいると思いますが、外岩はルートが長いためそれだと足りない場合もあります。

日本の岩場だと50mあれば大体のルートで足りると思います(ルートの長さが25m)

小川山など30m以上の長いルートのある岩場だと、60mロープでないと足りない場合もあります。

また、ロープには用途によって「シングルロープ」「ダブルロープ」「ツインロープ」という種類があります。

それぞれの違いについてはここでは割愛しますが、フリークライミングで使うロープとしては「シングルロープ」を選ぶようにしましょう。

シングルロープは購入するときのパッケージに「①」と表記されています。

シングルロープは径が太めで耐久性が高く、墜落することの多いフリークライミングに向いています。

径は9.5~10mm前後が扱いやすいと思います。

なお、ロープには「ダイナミックロープ」と「スタティックロープ」という違いもあります。

クライミング用としては、必ずダイナミックロープを選ぶようにしてください。

ダイナミックロープは墜落した際に、伸びて衝撃が吸収されるようになっています。

逆にスタティックロープは高所作業等、ぶら下がったままの状態で使う作業用ロープです

伸縮性が無いため、墜落すると衝撃が吸収されず怪我に繋がる恐れがあります。

登山用品店で売っているロープはクライミング用しか置いてないので大丈夫かと思いますが、海外ネット通販なんかではたまにスタティックロープも混じっています。

注意しましょう。

ロープバッグ

単純にロープを持ち運ぶために使うのですが、ロープを地面に置いた際に汚れから守るという目的もあります。

土の上などにロープを直に置いてしまうと、ロープの繊維の中に土や埃などが入り込んでしまうんですよね。

土や埃などがロープの中で擦れて、繊維を痛めてしまう恐れがあります。

それを避けるためにも、登る際はロープバッグを地面に敷いておくことをオススメします。

クイックドロー(10本程度)

安全確保の支点に使うギアで、クイックドロー(またの名をヌンチャク)といいます。

インドアジムでは予め壁に掛けられてありますが、外岩では自分で掛けて、帰る際に回収しなければなりません。

本数はルートの長さにもよりますが、大体10本程度あれば足りると思います。

僕はいつも、次のようなクイックドローを持っていきます。

  • 12cm×6本
  • 18cm×3本
  • セルフビレイ用(12cm)×1本

※長さはクイックドローに付いているスリングのことです

まず一通り揃えるのであれば、6本セット売りされてるものがあるので、そちらの方がお得です。

僕はペツルの「ジンアクセス」というモデルの6本セットを購入しました。

これと別に18cmなど、長めのクイックドローもあると良いです。

なぜなら、次のような場面で役立つからです。

  • オーバーハング(前傾)している壁のとき
  • ルートが屈曲しているとき

壁がオーバーハング(前傾)していると、クリップするときにクイックドローの位置が遠くなるので、長めのスリングの方が手が届きやすいというメリットがあります。

ルートが屈曲している場合は、短いスリングだとロープの流れが悪くなってしまいます。

一方、長めのスリングの方が空間に余裕が生まれるため、ロープの流れが良くなるというメリットがあります。

チョーク&チョークバッグ

滑り止めの粉と、それを入れるバッグですね。

これもインドアジムで使っているもので問題ありません。

ブラシ

岩のチョークを落とすブラシです。

これもインドアで使っていれば同じもので問題ありません。

インドアでもそうですが、外岩では登り終わった後に岩についたチョークを落としておくのがマナーです。

トポ

外岩のルート図を、トポといいます。

これが無いとどこを登れば良いのかわからないので、必ず持っていきましょう。

なお、トポについては以下の記事でまとめています。

>>>関連リンク「岩場へクライミングに行くならトポは必須!おすすめのトポも紹介」

ビレイデバイス

クライマーをロープで安全確保する際に使うギアです。

必ずインドアジムで習熟した上で外岩に臨むようにしてくださいね。

ビレイデバイスには各メーカーから色んな商品が出ていますが、初心者は余計な機能が付いていないシンプルなタイプのものが良いでしょう。

僕は最初、ペツルの「ルベルソ」というビレイデバイスを買いました。

今はブラックダイヤモンドから出ている「ATCパイロット」というビレイデバイスを使っています。ブレーキアシスト付きの機構になっており、万が一手を離してしまっても摩擦でロープが止まるようになっています。

現在は各メーカーから様々なブレーキアシスト付きデバイスが出ているので、

自分にあったものを選びましょう。

ビレイグローブ

ビレイをする際は極力グローブをはめるようにしましょう。

付けない人もたまにいますが、クライマーがふいに墜落した際、摩擦で自分の手を火傷してしまう恐れがあります。

僕はブラックダイヤモンドの「クラッググローブ」を使っています。

革製のものは高い商品が多いですが、このグローブは2000円台とお手頃です。ボロボロになったらリピートしようと思っています。

ザック

岩場へのアプローチ途中は安全のため、両手の空くザックにしましょう。

荷物の量によりますが、ロープやギアを入れるとなると40~50ℓ程度の容量は必要になってくると思います。

僕はフリークライミング専用のザックとして、ブラックダイヤモンドの「クリーク50」というザックを使ってます。

50ℓですが、もっと入るように感じます。サイドにもジップがついているためガバっと開けられ、ポンポン物を入れられるのでパッキングが楽です。

生地も非常に丈夫で、岩や木の枝で引っ掻いても全然平気ですね。

アプローチシューズ

各メーカーから岩場へのアプローチ専用シューズが出ています。

歩きやすい靴なら何でも良いっちゃ良いのですが、アプローチシューズはソールが滑りにくくなっており、ちょっとした岩場なら問題なく登れてしまいます。

僕はスポルティバの「ボルダーX」というシューズを履いてます。人気商品ですね。

残念ながらゴアテックス製ではないため雨が降ると濡れてしまいますが、歩き心地は抜群です。

あると便利なもの

必需品ではないですが、岩場で過ごす際にあると便利なものも紹介します。

レジャーシート

荷物を置く際、レジャーシートを敷いておくと汚れずに済みます。

僕は東急ハンズで買った400円ぐらいのレジャーシートを使ってます。

ストレッチマット

テント泊登山でも使っているものですが、外岩へ行く際はサーマレストのマットを持っていき、ストレッチ用に使っています。

レジャーシートだと地面が固くて痛いのですが、このマットがあれば柔らかくて痛くありません。

疲れたときはこのマットに寝っ転がると超気持ちいいです。

どうしても嵩張ってしまいますが、マットがあるのと無いのとでは岩場での快適度が違いますね。

まとめ:外岩に必要な装備を揃えて、クライミングを楽しもう!

外岩でのリードクライミングに必要な装備についてご紹介してきました。

クイックドローあたりは買い揃える必要がありますが、基本的にはインドアジムで使っているものを持っていけばOKです。

ただし、外岩はインドアジムと違い、覚えておかなければならないスキルやマナーもあります。初心者だけで行くのは避け、必ず経験者と一緒に行くようにしてくださいね。

外岩が登れるようになってくると、クライミングがもっともっと楽しくなってきます。

ぜひ必要な装備を揃えて、クライミングに出かけてみてください!

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