どうも、クライミング大好きヨシタツ(@yoshitatsu696)です。
クライミングって、一言で言っても実は沢山のジャンルがあるんです。
クライミングに興味あるけど、どんなジャンルがあるのかな?色々やってみたいなぁ。
今回はそんなあなたに向け、クライミングのジャンルについて説明していきますね。
クライミングは、主に以下の4つに大別できます。
- フリークライミング
- アルパインクライミング
- シャワークライミング(沢登り)
- アイスクライミング
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
フリークライミング
まずはフリークライミング。
上半身がムキムキで、締まった身体をしてる輩がやってるスポーツですね(そんな人ばかりでもないのですがw)
フリークライミングの定義は、以下を指します。
岩登りの内、安全のため確保用具は使用するが、それに頼ることをせず自己の技術と体力で岩を登るものを指す。
引用元:Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
ここで言う「フリー(free)」というのは「~がない」という意味で、前進するための用途として道具を使わないということですね。
似たような言葉に「フリーソロ」というのがあります。
しかしフリーソロは、全く何も安全確保のための道具を身に付けず登るという、普通の人がやっちゃいけないスタイルのクライミングです。
2019年にドキュメンタリー映画にもなったので、興味のある方は以下のレビュー記事を参照ください。
>>>関連リンク:【ネタバレ注意】クライミングへの情熱と葛藤を描くドキュメンタリー映画「フリーソロ」を観に行ってきた
話が脱線しましたが、フリークライミングは、さらに細かく次のようにジャンル分けできます。
- ボルダリング
- リードクライミング
- スピードクライミング
- トラッドクライミング
順番に説明していきますね。
ボルダリング
ボルダリングは、クライミングの中で最もポピュラーなジャンルではないでしょうか。一度はやったことがあるという人も多いはず。
ボルダリングでは、3~5m程度の比較的低い壁を登ります。
ボルダーとは「丸い大きな石」という意味がありまして、元々は石っころを登るところから始まったんですね。
インドアのジムでは地面に分厚いマットが敷いてあり、落ちても衝撃が吸収されるようになっています。
外の岩を登る場合も、「クラッシュパッド」という専用のマットを敷いて行ないます。
特にインドアでのボルダリングは必要な道具も少なく、手軽に行なうことができることから、今では人気スポーツに発展しています。
リードクライミング
リードクライミングとはインドアジムでは10m前後(自然の岩場だと30m以上も)の高い壁をロープを使って、ルート上にある支点に安全確保しながら登るクライミングのことです。
基本的に2人1組で行ない、クライマー(登る人)とビレイヤー(下でロープで安全確保する人)に分かれます。
クライマーがきちんと支点にロープを掛けていれば、ミスをして落ちても最後に掛けた支点のところで止まります。
そのため、一応の安全は確保されます(落ち方が悪いと怪我をする恐れはあります)。
必要な道具や身に付けるスキルがボルダリングよりも多くなるため敷居はやや高くなりますが、高い壁を登り切ったときの達成感は格別ですよ。
スピードクライミング
文字通り、速さを競うクライミングのことです。陸上競技で言うところの100m走みたいなイメージですね。
壁の高さは10mもしくは15mで、手や足を置くホールドの位置が全て決められており、毎回同じ条件で行われるようになっています。
映像で見ると、速さに驚きますね!
日本ではまだポピュラーなジャンルではなく、日本のトップクライマーも2020年の東京オリンピックに向けて現在強化に取り組んでいるようです。
東京近郊のジムでは、昭島の「PLAY」や西東京市の「GIRI.GIRI」などで体験できます。
トラッドクライミング
トラッドクライミングとは、岩の割れ目(クラックと言います)に安全確保用のギアを挟み込み、そこにロープをかけながら登るスタイルのクライミングのことです。
先に説明したリードクライミングでは、予め壁にボルトなどの確保支点が打ち込まれていますが、トラッドクライミングにはそういった支点が一切ありません。
また、トラッドクライミングの「トラッド」とは「伝統的な」という意味です。
クライミングの黎明期は強固なボルトがまだ発明されておらず、自ら専用のギアで確保支点を作る必要がありました。
より高度な支点構築技術が必要なんだね!
これまで説明した、
- ボルダリング
- リードクライミング
- スピードクライミング
の3つは「スポーツクライミング」とも総称され、より高度でスポーツ的な動きを追求したクライミングとなります。
それに対しトラッドクライミングは、クラックに手や足をねじ込ませ、よじよじ登って行く地味なクライミングですw
近代的なスポーツクライミングの対義語として、トラッドクライミング(伝統的なクライミング)と呼ばれているんですね。
また、先ほど説明したように、トラッドクライミングは「ジャミング」という岩の割れ目に手や足を突っ込んで固定させる技術を使って登ります。
スポーツクライミングとはまた違ったスキルが必要となるわけですね。
トラッドクライミングはややマイナーなジャンルではありますが、不思議な魅力に取り憑かれ、専門とするクライマーも中にはいます。
なお最新のフリークライミングのイロハについては、以下の書籍が詳しいです。トラッドクライミングについても多くのページが割かれていますよ。
アルパインクライミング
アルパインクライミングとは、日本国内においては2000~3000m級の山岳地帯で行なうクライミングのことを言います。
クライミングというより、登山の一種といった方が良いかもしれませんね。
厳密には積雪期の山岳クライミングのことを指すそうですが、夏など無雪期での山岳クライミングも該当すると言って良いでしょう。
単純に岩登りのスキルだけでなく、
- 何時間も歩き通す体力
- 手際の良いロープワーク
- 天候を読むスキル
- 地図読みスキル
- 泊まりの場合は野営スキル
といった、山の総合的なスキルが求められます。
一人でチャレンジする強者も中にはいますが、基本的には2人以上の複数人で行ないます。
岩場でロープを使うときはペアになり、安全確保しながら登る必要があるからですね。
チームでチャレンジするため、全員で山頂を登り切ったときの達成感や連帯感も得られるところが、アルパインクライミングの良いところでもあります。
身に付けることは沢山ありますが、チャレンジングな登山をしたい人にとっては、幅が広がり充実した登山人生を送ることができるでしょう。
シャワークライミング(沢登り)
シャワークライミングとは、滝の水を浴びながら登る、いわゆる沢登りのことです。
初夏~秋ぐらいまでが適期となりますが、特に真夏の沢登りは本当に気持ちが良いです。
30度を超えるような暑い日に沢の水を浴びると、とても爽快な気分を味わえます。
専用の沢靴など装備が必要ですが、通常の登山装備に+αで良いので比較的コストも少なく済みます。
経験者と同行すれば、登山初心者でも比較的チャレンジしやすいジャンルでしょう。
アイスクライミング
アイスクライミングは、氷で凍った壁を登るクライミングです。
専用の「アイスアックス」と呼ばれるつるはしのような道具や、靴に「アイゼン」という爪を装着し、氷に突き刺しながら登っていきます。
途中の確保支点としてアイススクリューというギアをセットしながら登るのですが、これも修練が必要です。
アイスクライミングの体験として、八ヶ岳の赤岳鉱泉アイスキャンディーや、長野県川上村の岩根山荘などで初心者向けの講習会も頻繁に行われています。
僕も上記の講習会に参加したことがあるので、まずはそういうところからチャレンジしてみると良いですね。
クライミングは幅広い!自分の好きなジャンルにどんどんチャレンジしてみよう
クライミングのジャンルについてご紹介してきました。沢山の種類がありましたね。
当然人によって好き嫌いはあるでしょうから、自分に合ったものを見つけていくと良いと思います。
その中から一つのジャンルを極めるのもいいですし、どのジャンルもまんべんなく取り組んで幅広く楽しむのもありです。
僕自身はフリークライミング寄りですが、今後長いクライミング人生を送るにあたって、どのジャンルにも取り組み、幅を広げていきたいと思っています。
色んなことができる方が、その分楽しみが増えますからね。
ということで、皆さんもぜひ色んなクライミングにチャレンジしてみてください。
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