所属山岳会メンバーよりお誘いいただき、8/3-4に小川山でクライミングをしてきました。
小川山は梅雨入り前に行って以来です。
2日目の天気が怪しいものの、初日の天気は良好のためウキウキ気分。
【初日】妹岩でクラック
誘ってくれたメンバーが、クラック(岩の割れ目)を登りたいということで、
初日はクラックルートが豊富にある「妹岩」エリアへ。
僕らは朝、のんびり出発だったので、既にたくさんのクライマーが登っていました。
今日は順番待ちが長そうです。
今日の課題は、「龍の子太郎」の1ピッチ目(5.9)です。
クラックを始めた当初から何度かトライし、数年が経ちますが、未だに登れていない課題。
トライしても次に登るのはいつも数ヶ月後なので、どうも登り方を忘れてしまうのです。あまり間髪空けずに集中してトライしないと駄目なのはわかっているのですが。
核心は、上の写真で、岩の途中に木が生えている下あたりの部分。
クラックの幅が広くなっていてバランスがとりにくくなっています。
1便目は、核心へ行く前に疲れてテンションをかけてしまいましたが、2便目でだいぶ粘りながら、なんとか抜けることができました。
何年越しかの完登です。
低グレードの課題なので、正直そこまで登れた喜びはなかったのですが、これで一安心。
同行したパートナーは、目標とする「カサブランカ(5.10b)」「ジャックと豆の木(5.10c)」を次々にオンサイト(初見で完登すること)。
余裕で登っているように見えましたが、本人としては苦戦したようです。
僕は2本登ってだけでヘロヘロだったので、この日は撤収。
メンバーが宿をとってくれたので、そちらへ向かいます。
いつも利用させていただいている、武蔵野市立「自然の村」というところで、
普段はキャンプ場のほうですが、今回は屋内の宿泊施設に泊まります。
「自然の村」は、長野県川上村というところにある自然体験施設です。
東京都武蔵野市の保養所的なところで、武蔵野市周辺に住んでいる人であれば、予約ができるようになっています。
屋内施設の中には入ったことがなかったのですが、広々としていて快適な空間です。これで1泊1000円とは安い。
栄養バランスのとれた夕食をいただき、夜は個室で宴会をしたのち、就寝。
【2日目】スラブ状岩壁
この日は昼頃から雨が降る予報だったので、アクセスが良いエリアにしようということで、
廻り目平キャンプ場からほど近い、「スラブ状岩壁」へ行くことになりました。
そこには、僕の宿題である「水曜日のシンデレラ(5.11a)」という名ルートがあるのです。
これを一発決め切って気持ちよく帰ろう、という仲間からの提案でもありました。
4年前に一度トライしたことがあるのですが、めちゃめちゃ苦戦したので、正直一発で登れる自信はなかったのですが。
岩場に着くと、既に他のパーティがトライしていました。人気課題なので、無理もない。
別のルートでアップをしてから、途中で混ぜてもらうよう交渉しました。
そして、いよいよ自分のトライ。
1ピン目が遠いので、カムで支点を確保しておく必要があります。
うまく決める箇所がなかなか見つかりませんでしたが、#1サイズのカムをセットできました。
3ピン目あたりまで、意外とホールドが悪く、ちょっと腕がパンプしてしまいます。
その後、右方向へトラバース(水平移動)するセクションがあるのですが、
あろうことか、バランスを崩して、テンションをかけてしまいました。。これでレッドポイント(落ちずに完登すること)はお預けです。
その後、核心部となるセクションとなりますが、様々なムーブを要求され、これまた翻弄されます。
順番待ちしている方々もいるので、核心部を抜ける前に、一旦降ろしてもらうことにしました。
前回トライから4年経っているけど、成長してないなぁ。しょんぼり。
その後、短いスラブルートをみんなで遊んでいると、予報通り雨がザーザー降ってきたので、
急いでギアを回収し撤収。
トライした水曜日のシンデレラですが、長さが30m以上あり、
僕はこういう長いルートを攻略するのが苦手なので、セクションごとのポイントをしっかり把握し、突破するトレーニングが必要なようです。
ここ数年、クライミングにおいて劇的な成長が見られないのですが、普段の練習で追い込み切れていないことが要因の一つであると思います。
亀のような成長ですが、クライミングをやる以上は、グレードを上げるという点も重視してやっていきたいです。
でも、楽しむことも忘れずに!
帰りは、クライミングショップ「Roof Rock」で何故か売っているジェラートをみんなで食べました。
美味しかったー
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