【ボルダリング初心者向け】登り方で意識しておくと良い5つのコツ

クライミング・登山

どうも、クライマーのヨシタツ(@yoshitatsu696)です。

ボルダリングはただ目の前にあるホールドを掴んで登っているだけでは、いずれ壁にぶちあたります(まさしく壁ですねw)。

とはいえ始めたばかりだと、

  • どうやって登ればいいのかわかんない
  • すぐに腕が疲れてしまう

といった悩みを抱えているのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ボルダリングの登り方で意識しておくと良い5つのコツについて、ボルダリング歴3年の僕が皆さまに伝授いたします。

何も考えずに登るより、ちょっと意識するだけで登りに変化が起こる可能性がありますよ!

1.ホールドの向きを意識しよう

初心者の人は、ホールドがどういう形をしてるのかあまり意識しない傾向にあります。

登るときはホールドの形を見て、

「どの方向に力を効かせれば掴みやすいかな?」

と考えることはとても大事です。

効きづらい方向に掴んでも登りにくくて疲れてしまうだけですからね。。

グレードが上がってくると持ちづらいホールドが多くなってきますが、低めのグレードだとそこまで極悪ホールドみたいなのは少ないと思います。

なのでホールドには、どこかしら持ちやすい方向というものがあるはずです。

よーくホールドを観察して、楽な方向に効かせることを意識しましょう!

2.足を丁寧に置こう

足を「バタンッ!!」と乱暴に置いてしまうのも、初心者クライマーがやりがちなこと。

これもなるべくやめましょう。

足を乱暴に置いてしまうのは、筋力不足で身体をコントロールできていないという原因もあります。

しかし、フットホールドをちゃんと見ていないという可能性もあるんですよね。

フットホールドを良く見ていないと、足を置くベストなポイントを外してしまいます。

その結果、足を滑らせたり余計な力を使ってしまうものです。

また、初心者の人はフットホールドに「土踏まず」を置いてしまう傾向にあります。

クライミングでは「つま先」を置くのが基本です。

それも、そーっと猫足のように丁寧に置きましょう。

そうすると上手く足に重心が乗って、登りやすくなりますよ。

3.手順・足順を考えよう(オブザベ)

登る前に課題を観察することを「オブザベーション」と言います。略してオブザベと呼びます。

その際、手順や足順について考えるのですが、初心者の人は行き当たりばったりで登っている人が多いですね。

そんな僕も初心者の人はオブザベーションなんて意識してませんでしたが…笑

オブザベをするメリットは、次の3点です。

  • 手順、足順を意識しているので、スムーズに登れる
  • 登る前に精神的な余裕ができる
  • オンサイト(初見で完登する)能力が高まる

逆にオブザベをしていないと、登っている途中で行き詰まり、力尽きて落ちてしまいかねません。

最初のうちは難しいかもしれませんが、オブザベを心がけているとスムーズな登りにつながっていきますよ。

4.腕を伸ばして登ろう

初心者の人は、腕を曲げて登っていることが見受けられますが、これもあまり良くないです。

基本的に腕は伸ばして登る方が余計な力を使わずに済みます

鉄棒にぶら下がったときのことをイメージしましょう。

腕をぷらーんと伸ばしてぶら下がっているときと、腕を曲げて固定しているときと、どちらが楽でしょうか?

当然、ぷらーんと伸ばしているときの方が楽ですよね。

鉄棒と一緒で、ボルダリングでもホールドを持つときはできるだけ腕を伸ばした状態の方が、余計な力が抜けて楽に登ることができます。

もちろん、いつも伸ばした状態でいられるわけではないですよ。

瞬間的に腕を曲げて引き付けた方が有効なシチュエーションも多々あります。

でも、基本的には腕を伸ばして登った方が断然楽なので、意識して登ってみてください。

5.「フリ」を身に付けよう

ボルダリングには「フリ」と呼ばれる動きの型があります。要は身体を「振る」ということですね。

フリは、「正対」「側対」と呼ばれる2種類だけ。

それぞれ順番に説明していきます。

「正対」とは

まず「正対」とは、壁に素直に正面を向いた状態で次のホールドを取りにいく動きです。

画像では、正面を向いて次のホールドを取りにいこうとしていますよね。

「側対」とは

一方「側対」とは、次のホールドを取りにいくとき、腰を内側に入れて手と足が対角線上になるような動きのことを言います。

英語で「ダイアゴナル」(「対角線」という意味)や、「カウンターバランス」などとも呼びます。

画像では腰を内側に入れており、左手と反対側の右足が対角線上にありますよね。

これが側対というやつです。 クライマーっぽくてかっこいい登りですね!

「正対」は、ある意味普通の登り方なのでそんなに意識せずに済むと思いますが、「側対」に関しては初心者の人にとっては慣れない動きですよね。

なのでまずは、簡単かつ低い場所の安全な課題で、繰り返し練習しましょう。

また、側対が使えるようになると

  • 手がより遠くまで届くようになる
  • 傾斜のある壁で楽に登れるようになる

というとても魅力的なメリットがあります。

ぜひマスターできるよう頑張ってくださいね。

まとめ:5つのコツを意識すると、ボルダリングが楽しくなる!

ボルダリングで意識しておくと良い5つのコツについて紹介してきました。

もう一度、おさらいしておきます。

ボルダリングの登り方5つのコツ
  1. ホールドの向きを意識しよう
  2. 足を丁寧に置こう
  3. 手順・足順を考えよう(オブザベ)
  4. 腕を伸ばして登ろう
  5. 「フリ」を身に付けよう

慣れないうちはなかなか難しいとは思いますが、クライミングは反復練習がとても大切なスポーツです。

何か1つでも意識すると、きっと上達に繋がっていくことでしょう。

そして、登れるようになってくるとボルダリングが楽しくなってきます。

今後ジムなどで練習するときは、ぜひ意識してみてください。

なお、クライミングの基礎を書籍で体系的に学びたい方は、以下の記事もおすすめです。

コメント

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