【10/27湯河原幕岩】沢登りと化した幕岩でクライミング

本日のトライ

10/27（日）、山岳会のメンバーからお誘いがあり、久々に湯河原幕岩へ行ってきました。

２日前に関東へ台風21号が近づきましたが、前日は晴れていたので岩のコンディションは大丈夫だろうということでレッツゴー。

8時ごろに幕山公園へ到着すると、駐車場はほぼ満車。ギリギリ空きが残っており、停められました。

晴れ間は少し出ているものの、なんだかパッとしない天気。

正面壁のコナン（5.9+）というクラックルートをやりたいというメンバーがいたので、そちらを目指します。僕自身、正面壁は初めて。

割と険しいアプローチを進みます。10分ほどで正面壁に到着。

岩はもう乾いているだろうと思いきや、けっこう湿っています…

もはや沢のレベル。

コナンも、クラックの部分がかなり濡れていて、こりゃ登れねーなということで後回しに。

とりあえず、簡単そうなルートから取付くことに。ただ、トポと実際のルートを照らし合わせても判別ができず。外岩って、ルートが多すぎると良くわからないんですよね。

僕が最初にトライしたのは「まかしょ（10C）」。（後で調べてわかった）

3ピン目あたりまで足があまりなく難しそう。2ピン目がかけられず、早々に諦めました（笑）

ということで、その左隣あたりにあるルートへ。

たぶん「あもんブライダル（10b）」

1ピン目がけっこう遠いです。しかもスラブ気味なので、足を滑らせたら怖い。

慎重に登り、途中のテラスまでたどり着く。

その上にもルートが続いていましたが、ピンの数をよく見ると手持ちのヌンチャクが足りない模様。アップのためそこで切ることにし、降ろしてもらいました。

その次は、「おせっかい（5.8+）」（これもルート名合ってるか不明）

2ピン目あたりの濡れがひどいため、右に逃げました。が、ムーブがけっこう面白いルートでした。

先ほど諦めた「まかしょ」に別メンバーが2ピン目まで掛けてくれたので、そこまでトップロープ状態で登ることに。

正面突破でいくのが正規ルートなんでしょうが、左のカンテ沿いに登りました。明らかに簡単だったので、たぶん違うのだろう…

昼過ぎ頃になると、ずっと曇り空だったところに日差しが出てきました。むしろ暑いぐらいに。

そして、コナン（5.9+）にトップロープを掛けてくれている別パーティの方がおり、僕らはそのロープを使って自分たちのトップロープを掛けさせてもらうことになりました。

ただでさえクラックのリードはまだ怖いので、この岩のコンディションの中でありがたいです。

取付いてみると、クラックの中はまだビショビショ。とてもじゃないけど、ジャミングなんか決まりません。カムセットの練習も兼ねて四苦八苦しながら、なんとかトップアウト。だいぶ体力を吸い取られました。

ルートとしては、足を置くスタンスも割とあるのでクラックルートとしては登りやすい方だと思います。前半はハンドジャム、後半はフィンガー・サムロックが効く幅のクラックでした。

ちなみに使ったカムは順番に、キャメロットの#3→#　→#0.4。

これを本当にリードで登るとなると、自分のレベルだともう少し数を打つことになると思いますが、0番台の小さめカムが沢山あるとよいです。

納得がいかずもう一度トライしたかったので、２度目のトライ。今度は冷静に対処でき、トップロープですがノーテンで登れました。こういう易しめルートに何度もトライして、クラックに慣れていく必要があるんでしょうね。

コナンの後は、「ポニーテール（5.9）」。トポには「少々腕力のいる5.9」と書かれています。人気ルートのようで、4～5人順番待ちでした。

登ってみると、3~4ピン目あたりが確かに腕力がいります。核心部はちょっと苦戦しましたが、クリアー。ボルダーが得意な人は、割といけるんじゃないでしょうか。

後半は、テラスに上がってから右側のチムニーに入ります。このあたりも少しきついですが、途中からフェースに出られるので、そこからは慎重にいけばＯＫ。というか、ロープの流れが悪くてたぐりの際にめちゃ重かった。。むしろクリップが一番疲れました。

最後は隣にある「ペーパードール（10a）」。ほかのメンバーが回収しようとしたのですが、終了点まで進めず、僕が回収便を頼まれました。

序盤にクラックっぽい核心があり、そこの処理がポイント。僕は左側のカンテを使ってレイバック気味に登りました。その先はそんなに難しい箇所もなし。

時間は17時を回っており、あたりも薄暗くなってきたところで撤収。

帰りは真鶴の「江戸前鶴鮨」で刺身定食（1,800円）を食べました。地元の刺身は新鮮で旨いですね。

今回はあまり限界トライはしませんでしたが、次来るときは頑張ります！